日本人なら、RもLもすでに発音できます。 ただ、自分で気づいてないだけなんです。
たとえばラ行(ら・り・る・れ・ろ)は、実は英語の「L」にかなり近い。 違いがあるとすれば、英語のLのほうがもっと軽くて速くて中立的な音です。
もし150年前の宣教師たちが、「ラ行って英語のsoft Dに似てるよ」と言ってくれてたら… 今ごろ日本人の発音はもっと自信あったかも!?
ここで発想を逆にしてみましょう。 あなたが英語ネイティブに日本語を教えるとしたら、まずこう言います:
「ダ・ディ・ドゥ・デ・ド」って優しく言ってみて!」
完璧!それだけで、あなたはもう立派な日本語発音のコーチです。
じゃあ次の言葉を言わせてみましょう:
どうでしょう?なんか「日本語っぽい R」に聞こえますよね? これが本書のテクニックです: 自分の母語の音をうまく使って、目的言語に近づける こと。
「でもラ行とタ行は違うでしょ?」 はい、その通り。でも目指すのは “正確さ” より “近さ” です。
実はアメリカ英語では、"water" の T を強く言わずに、柔らかいDで発音します。 これ、かなりラ行に近いです。
だから私たちがネイティブに「ラ」を教えるとき、ソフトDを使います。 技術的には“間違い”かもしれませんが、アメリカンRよりは1000倍マシ!
今度は、日本人が英語の「R」を発音できるようにしましょう。リラックスしてね!
まず「ウ」と言ってみてください。舌、どうしてます? 何もしてない?それ、最高のスタートです。
これは発音のリハビリ段階。 英語のRは、舌を使わないで発音します。
「え?先生と違う…NHKと違う…」って思うかも?
その通り。でも正しい=自然とは限りません。
本当に正確なRって、ちょっと“頑張ってる感じ”しますよね? 教授とかCAが「頑張ってる」音です。
でも英会話では、そんな力まずに、 唇を軽くすぼめて、舌は何にも触れずに「ウ」に近い音を出します。
はい、これであなたも R マスター!Congu-atulations!
RとLは英語ではまったく別物:
Lはラ行に似てるけど、もっと優しく、歌うように。
『天使にラブソングを』の聖歌隊のつもりで:
優しく歌うように。もしソフトD(da〜)になってたら、ちょっと修正しよう!
声に出して言ってみて。違い、感じられる?
これでRとLの準備運動はバッチリ! もう「初心者」じゃありません。 あなたは今、「教科書から卒業した発音リーダー」です。
— Symeon