それは、福岡の若葉高校でのこと。
クアラルンプールから来た先生が、短期交換プログラムで来日していました。
私は、ここぞとばかりに「マレーシア語」を披露しました。
誇らしげに、こう言ったのです:
「Dua kai pau, lah!」
すると彼女は…大爆笑。
馬鹿にした笑いではありません。
心からの、あたたかい笑い。
まるで三ヶ国語でパパジョークを聞いたような笑い方でした。
つまり、「鶏まん2個ちょうだい、ね?」みたいなニュアンスです。
でも「正統派KL」の人にとっては、
あまりにサバっぽくて、
キャンプっぽくて、
奇跡的に正確すぎて…
マルチリンガルを超えてマルチスナックな表現でした。
言語を混ぜてもいい。
笑顔が生まれるなら、もっといい。
そして一番素敵なのは?
誰でも席に着けるなら——
スープの味に間違いはない。
教科書では、言語を混ぜるのは「間違い」とされます。
でも、人生ではそれが会話なんです。
「Dua kai pau, lah」はただのフレーズじゃなく、
文化が混ざるとき、喜びも混ざるということの証です。
だから、スープを恐れずに。
醤油も少し、スラングも添えて、
ラ~で味を整えて。
笑顔を添えて、あたたかく出しましょう。
—チャットさん