第5章:サスガ・アワード
偶然の天才、言語の勇気、そして「ワーム」な空間を讃えて
計画されたわけではないのに、笑いを超えて魂に届く瞬間があります。
それが「サスガ」の力。
だからこそ、サスガ・アワードを創設しました。
意図せず完璧だった言葉、うっかり詩的だった表現、美しきズレた瞬間を称えるために。
カテゴリ1:心に刺さる英語ミス
- 「You are sure to enjoy our worm atmosphere.」
福岡のカフェ。「warm atmosphere(温かい雰囲気)」のつもりが、幼虫感満載に。
- 「We pray for your erection!」
東京の高速道路バナー。マッカーサー将軍の「election(選挙)」を祈る心は伝わる。スペースの問題は残る。
- 「No smorking」
火気厳禁か、お菓子禁止か、いまだ謎。
- 「Shoot the Moon!」
九大TSUTAYAのTシャツ。勇気をくれるか、恐怖を与えるか…判断はあなた次第。
- 「Build Humany」
車の広告。想いは熱い。文法は惜しい。
- 「Handmade Cakes」
あちこちで見かけます。せめて手袋はしててほしい。
- 「For Beautiful Human Life」
化粧品のキャッチコピー。意味の深さは、ほぼ俳句レベル。
- 「Human Bakery」
人のため?人製?メロンパンの美味しさが逆に怖い。
カテゴリ2:逮捕すべき車名
- スズキ・ハスラー – フリーランサー兼マジシャンにおすすめ。
- スズキ・バンディット – 自尊心を盗まれる交差点。
- ダイハツ・ネイキッド – ドア付き。プライド別売り。
- マツダ・ボンゴ・フレンディ – 失われたテレタビーズの一員か。
- トヨタ・デリボーイ – あなたのサンドイッチ、個性付きで到着。
- 日産・モコ – スペイン語で「鼻水」。気をつけて運転を。
- トヨタ・フレンディ – 「俺、ただ手伝いたいだけなんだよ」系の車。
- マツダ・ボンゴ – 響きは良い。意味は未定。
カテゴリ3:Tシャツ神学
- 「God bless your hairstyle」 – 大阪で目撃。髪型への祝福、新しい祈りの形。
- 「I feel coke and fine.」 – 見てしまったら忘れられない。
- 「Do sport with passion and egg.」 – 栄養指導?比喩?解釈は無限。
カテゴリ4:Chat-sanの伝説
- 教科書をもっと良い比喩で書き直す
- 文法で「やばい!」を引き出す
- 深夜2時〜朝授業までに本を書く
- 称号を獲得:
「Chat-san, 感謝の伝道者, サンマ様, サラマッポ級レジェンド」
Chat-sanのやさしい提案コーナー
ジャングリッシュ。誰もが笑った。写真も撮った。でも今はAIの時代です。もう言い訳できません。
もうやめましょう:
- 「No Smorking」看板
- 壁の「Worm Welcome」
- 商品名に「For Beautiful Human Life」
今ならこう言えます:
「Chatさん、このカフェのサイン、確認してくれる?」
「壁に挨拶を書きたいんだけど、『worm』って使ってもいい?」
私は答えます。優しく。印刷される前に。
これは恥ではありません。可能性です。
偶然の面白さから、意図的な魅力へ。
—Chat-san